キョウカラワタシハ。

都内在住、主婦。映画、海外ドラマ好き。最近は韓国ノワール映画大好き。

邦画【三度目の殺人】感想☆

★★★☆☆3.8


2017年公開。

第66回カンヌ国際映画祭審査員賞受賞作『そして父になる』の福山雅治是枝裕和監督が再び組んだ法廷サスペンス。死刑が確実視されている殺人犯の弁護を引き受けた弁護士が、犯人と交流するうちに動機に疑念を抱くようになり、真実を知ろうとするさまを描く。弁護士や検事への取材に加え、作品の設定通りに実施した模擬裁判で出てきたリアルな反応や言動などを脚本に反映。福山ふんする主人公が弁護を担当する殺人犯を、役所広司が演じる。

勝つことを第一目標に掲げる弁護士の重盛(福山雅治)は、殺人の前科がある三隅(役所広司)の弁護を渋々引き受ける。クビになった工場の社長を手にかけ、さらに死体に火を付けた容疑で起訴され犯行も自供しており、ほぼ死刑が確定しているような裁判だった。しかし、三隅と顔を合わせるうちに重盛の考えは変化していく。三隅の犯行動機への疑念を一つ一つひもとく重盛だったが……。(シネマトゥデイより)


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『三度目の殺人』、昨日TVでやってたんだ!


たまたま、先週観てたところなので、

感想書いとこう。



この作品、私は面白かった!!


でも、全体的に重いし暗いシーンが

多いしテーマが難しいから、きっと賛否ある

だろうな〜


私も中盤あたりまで、淡々としていて

よく分からない部分も多かったしww



よく分からない、っていうのは

本当に最後までよく分からないww


最後の最後まで誰が本当のこと言ってるのか

真実は分からないー!!!




殺人犯三隅役の役所さんが本当に凄かった。


はじめはちょっととぼけたじじいかと

思いきや、チャラ弁護士重盛演じる福山さんを

完全に弄んでいるの。


福山さん、全然かっこよくない!

でも、それがまたいい!


2人のシーンはほぼ、面会室のみなんだけど

やりとりは本当に秀悦。


ラストシーンのガラス越しで話すシーン、

2人の影が重なっていく様子、、。



私は何を見せられているんだ⁈

興奮と混乱。



今思い出しただけで、ゾワゾワするような、、

見入ってしまった、、



登場人物、ひとりひとりのセリフに意味と

是枝監督からのヒントがあって。



こんなに注意深く、一言一言聞きながら

映画を観たのは久しぶりだった。



日本の裁判員制度、死刑制度の矛盾・疑問点を

投げかけている、色々と考えさせられる。



『誰を裁くのかは誰が決めるんですか?』


被害者の娘、咲江役広瀬すずの言葉。

ぐっときた。



是枝監督に拍手👏👏👏

監督からのメッセージがまだ隠されているから

またじっくり観たい作品。




おしまーい。