韓国映画【1987、ある闘いの真実】感想☆
2018年公開。
翌年にオリンピックが開催される韓国で吹き荒れた民主化闘争に迫る社会派ドラマ。警察で取り調べを受けた1人の大学生の死をきっかけに、国民が立ち上がった韓国の激動を活写する。『チェイサー』などのキム・ユンソクをはじめ、ハ・ジョンウ、ソル・ギョング、カン・ドンウォンらが出演。『ファイ 悪魔に育てられた少年』などのチャン・ジュナンが監督を務める。
1987年1月、チョン・ドゥファン大統領率いる軍事政権下の韓国で、北分子を目の敵にする南営洞警察のパク所長(キム・ユンソク)が指揮する取り調べは日毎に激化していた。あるとき、ソウル大学の学生が度を越した取り調べ中に死亡するが、警察は真実を隠すため即座に火葬を申請。異変に気づいたチェ検事(ハ・ジョンウ)は解剖を命じる。(シネマトィデイより)
久々に映画を観てゾッと鳥肌が、、
私が子供の頃、ソウルオリンピックを翌年にひかえた年のお話。
感動ではない、ホラーを見た時の恐怖でもない
不思議な感覚を覚えた。
歴史には様々な犠牲があって、今成り立ってい
ると改めて教えてくれた作品。
そんな映画沢山あるかもしれないけど、
やっぱり作り方が上手いんだろうなぁ〜
役者陣も主役級の人ばかりでかなり
豪華だった!
はじめは誰が主役なのか?登場人物も沢山いて
ついていくのが結構大変だった。
ソウル大の学生の取り調べ中の虐待死から
始まり、この事件を中心に描かれているのかと
思いきや、その裏に隠された軍事政権下の隠蔽
や民主化運動とかなり濃い内容。
でも描かれていた光州事件から続いていた武力
での鎮圧。
実話に基づいたフィクションなので、
歴史に詳しい人からすると色々と突っ込みどこ
ろはあるんだろう。
ただこの作品で描かれた多くの韓国人が
それぞれの立場で必死に生きて、少しでもいい
国にしていこうという気迫がそれぞれから
伝わってきたのは素晴らしいと思った。
↓このシーンあたりは自然と涙が出てた。
うーん、うまく表現できないけど、
何故か悔しさまで感じたのは初めてかも。
今までも韓国映画は凄い!って思っていたし
大好きなんだけど初めての感覚w
映画そのものもそうだし、こういう時代を乗り越えてきた彼らは強いな。
なんかあったらすぐ暴れるのはやだけどねww
おしまーい。