キョウカラワタシハ。

都内在住、主婦。映画、海外ドラマ好き。最近は韓国ノワール映画大好き。

韓国映画【タクシーの運転手 ~約束は海を越えて~】感想☆

★★★☆☆ 3.5


2018年公開。

1980年に韓国で起きた光州事件でのドイツ人記者と韓国人タクシー運転手の実話を、『JSA』『密偵』などのソン・ガンホらの出演で映画化したドラマ。光州へ取材に向かうドイツ人ジャーナリストと彼をタクシーに乗せた運転手とのやり取りを、コミカルかつシリアスに描く。監督は『映画は映画だ』『高地戦』などのチャン・フン。『ヒトラー ~最期の12日間~』などのトーマス・クレッチマンのほか、ユ・ヘジン、リュ・ジュンヨルが共演する。

1980年の韓国。ソウルで11歳の娘を一人で育てながらタクシー運転手をしているマンソプ(ソン・ガンホ)は、大金に目がくらみドイツ人記者ピーター(トーマス・クレッチマン)を乗せて光州に向かう。マンソプの機転で見事に検問をくぐり抜け、二人は光州に入るが、ピーターは「危険だからソウルに戻ろう」と言うマンソプの言葉を聞かず、撮影を始め……。
(シネマトゥデイより)


これは本当に評価が難しい!おそらくほとんどの日本人が知らない。いや、若い韓国人もほとんど知らないお話。


韓国の民主化を目指した、本当に恐ろしい事件。


しかも1980年に起きてて、びっくり。

民主化宣言をしたのが1986年だから、

まだそんなにたっていないんだよね。



軍が市民を殺すって、、。

しかも情報規制も凄いし、今みたいにネット

も普及していないから韓国国民も知らなかった

事実、、。


そんな中々きわどいお話を

お馴染みソン・ガンホ氏が主演してると

なれば観ないわけにはいかない!



こういう、しがないおっさんは

本当にはまり役ww


個人的にはドイツ人記者のピーターに

あまりハマれなかったな😓


この映画のポスターもそうだけど、

かなりポップに作っているのが特徴的。


内容はかなりダークなだけに

これはワザとそうしているのかな。


ここは賛否両論ありそう。


実話だし、もっとシリアスに描いた方が

伝わる!という意見もありそう。


でも、自国のおぞましい歴史を描くのに

色んな葛藤の上にした演出なのかなと。


監督のインタビューを見た時に言っていた。


"今の若い韓国の子はほとんど知らない内容。

だからこそ観てほしい。"


ってこともあって、あまりシリアスにして

しまうと観てもらえないのかも。


結果、2017年No. 1ヒットになったとか。


歴史を知る、全てが真実ではないと思うけど

一回観てみるべき作品。



実在の主人公マンソプ、ドイツ人記者ピーター。

ピーターは生涯、マンソプを探したが

見つからずに亡くなってしまった。
(マンソプは1984年には病気で亡くなっていた。)


光州事件の真相は完全には解明されていない。これは我々が解決すべき課題であり、私はこの映画がその助けになると信じている。

— 文在寅



ああ、こういう歴史物を観ると韓国と日本の

歴史ももちろん切り離せないわけで、、

最近の日韓も緊張感高まってきていることが

本当に悲しいし。ツライ、、。


それでも、わたしは韓国映画を通じて

色んな側面を見ていくぞ!🤔


おしまい。