キョウカラワタシハ。

都内在住、主婦。映画、海外ドラマ好き。最近は韓国ノワール映画大好き。

邦画【日本のいちばん長い日】感想。


★★★☆☆3.5



2015年公開。

半藤一利のノンフィクションを基にした群像歴史ドラマ大作。太平洋戦争での日本の降伏決定から、それを国民に伝えた玉音放送が敢行されるまでの裏側を見つめていく。メガホンを取るのは、『クライマーズ・ハイ』『わが母の記』などの原田眞人。キャストには『わが母の記』などの役所広司、『おくりびと』などの本木雅弘、『ツナグ』などの松坂桃李ら実力派が集結し、昭和天皇阿南惟幾陸相をはじめとする実在の人物を熱演する。身をていして現在の平和の礎を築いた人々の思いに引き込まれる。

1945年7月。太平洋戦争での戦況が悪化する日本に対して、連合軍はポツダム宣言の受託を迫る。連日にわたって、降伏するか本土決戦に突き進むかを議論する閣議が開かれるが結論を一本化できずにいた。やがて広島、長崎に原爆が投下され、日本を取り巻く状況はさらに悪くなっていく。全国民一斉玉砕という案も取り沙汰される中、阿南惟幾陸軍大臣役所広司)は決断に悩み、天皇陛下本木雅弘)は国民を案じていた。そのころ、畑中健二少佐(松坂桃李)ら若手将校たちは終戦に反対するクーデターを画策していた。(シネマトゥデイより)

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たまには邦画も!


最近みた邦画の中で印象的だったし、

久しぶりに邦画も面白いなと思ったこの作品。



まず、惹かれたのは豪華キャスト。


阿南惟幾陸軍大臣役の役所広司氏。

おのずと知れた邦画には欠かせないこの方。



そして、天皇陛下役の本木雅弘氏。

このもっくんの昭和天皇、、かなり良い。


はじめは、

えー、もっくんが?昭和天皇

なんか合わない気がするー? 🤔


ところがどっこい!!

かなりのハマり役でビックリ!


話し方、声質、表情、、

途中から、もーもっくんではなく

昭和天皇、そのお人にか見えなくて、、


というか、もはや気にならないくらい、、

見事に演じていた!!


いや、本当に素晴らしい。

一見の価値あり。



そしてそして、畑中健二少佐役の松坂桃李氏。

彼の映画は観たことなかったけど、

ドラマやCMなんかは割とキラキラ系な

イメージ。

最近観た、『この世界の片隅に』の北条周作を

熱演してたしね。


なので、『日本のいちばん長い日』では

クーデターを起こした、張本人なわけで

ギラギラ、ヒリヒリした新鮮な役だった!




そして、こちらのあらすじは言わずと知れた

8月15日の終戦記念日の1日を描いているの

だけど、、


私はまた無知さを実感した…。


終戦を宣言するまでに、色々な思い、葛藤が

あって、ようやくこじつけられたのだと

恥ずかしながら初めて知った、、。


昭和天皇による、ラジオ放送はモチロン

あまりに有名で日本人なら誰でも聞いたことが

あるでしょう。


でも、その裏で、、終戦をする為にも

あまりに多くの命が失われたこと。


このことは日本人としては遅ばせながら

知って良かった。


新たな時代が始まるということは

それなりに代償を伴う、、。


そうやって少しづつ、日本は成長してきたのだと。


簡単な言葉では言い尽くせないけど。

平成最後の年に色々と考えさせられる作品だった。




おしまーい。